W杯負けちゃいましたねェ…。(泣)折しも裏番組で近年柔道を切り捨てにかかってる?某TV局のシンクロ中継があったので、男女揃って好成績をあげて是非とも一泡ふかせてもらいたかったなぁと思っていたので、とても残念でした。
ところで、私は今回の結果に対する悔しさ以上に、残念ながら今回結果を出せなかったまだ若い選手達の今後の行く末の方が気がかりでなりません。(今大会に限ったことではなく、オリンピックや世界選手権など大規模な大会を見終えるたびに感じるのですが…)その青春時代をほとんど柔道に費やしてきたであろうからこそ、余計なお世話かもしれませんが今後のことが心配になります。
現在の日本社会ではスポーツで一生食っていくことはほぼ不可能であるということを現役選手はもちろん、その選手がどんな人生を歩もうが‘現実’を直に受け止めなければならない親や選手を育てるどのレベルの指導者も肝に銘ずるべきではないでしょうか。ましてや日本における柔道界は、他種目と違って“オリンピック出場”では相手になどされず、(世界選手権でも足りず)オリンピックの“金獲得”でやっと柔道を専らの‘生業’とできる極めて厳しい世界です。いくら柔道に魅力を感じ、どれだけ柔道を好きでも、柔道だけをやってて暮らせる人など本当にほんの一握りであるというのは紛れもない事実だと思います。だから、人生において柔道をやってきて良かったと本当の意味で言えるのは、インターハイやインカレで優勝したかどうかではなく、現役選手を終えても路頭に迷うことなく揺るぎない‘その後’を歩める立場を最終的に確保できてるか否かで結論が出ることだと痛切に感じています。それは警察官であるかも知れないし、消防士であるかも知れないし、教員であるかも知れないし、民間企業人の場合だって当然あり得る話です。いずれにしても、選手としての価値以外にも何らかの能力(学力・特技・資格…etc)を自らに培っていなければ、その立場を実現することは残念ながら今の日本では相当難しいでしょう。全国大会常連校へ稽古に出向き、結構な戦績を収めたOB・OGと出くわした際、今フリーターだとか、仕事を転々としているとか、失業保険をもらってるという話を聞く度に、後輩達に稽古をつけに来るくらい柔道が好きなのに…と悲しい気持ちに見舞われます。
プロ野球“楽天”の野村監督が以前“ヤクルト”の監督として度々日本一に輝いていた頃のインタビューで鮮明に憶えている言葉があります。野球以外の何かにつけ口うるさく言うことを尋ねられた際に、「多くの選手はいつか野球から離れ一般社会で食っていくことになる。その時“節度”や“常識”がわかってないと、必ず社会から弾き出されてしまう。そうならないように選手を教育するのも監督の大きな仕事だと思っている」と…。日本におけるメジャースポーツの野球ですらこうならば、他種目なら言うまでもなく…という気がします。
だから、柔道大好きでずっと柔道を続けている愚息には常日頃から「柔道は二の次、三の次!稽古しに行きたいなら、まず(勉強とか)やることやってから…」と言い続けてます。今までも宿題もやらず遊び呆けてたため稽古に遅れて参加したということも何度かありました。でも、それは“親”のシツケとして誤っているとは思ってません!柔道コケたら人生皆コケるのは愚の骨頂だと思いますから…。現在の日本社会において柔道は勉強よりも残念ながら‘つぶし’が利かないようですから…。勉強なんかより確実に人間形成に役立つのに…。(泣)
つらつらと思うがままに長々と書き連ねてしまい申し訳ありませんでした。ご静聴?ありがとうございました。